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24 / 05 / 2023
レンチングとKARL MAYERグループがコラボレーション 横編みと縦編みニットの革新的な技術で サステイナブルと美しさの両立を実現
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24 / 05 / 2023
レンチングとKARL MAYERグループがコラボレーション 横編みと縦編みニットの革新的な技術で サステイナブルと美しさの両立を実現
  • 戦略的パートナーシップを通じて、より環境に配慮したテキスタイルバリューチェーンの実現を目標に、化石燃料不使用素材の採用拡大を目指す
  • パートナーシップにより、持続可能かつ審美的な応用のために縦あみニット機械における植物由来の生分解性繊維とフィラメント糸の採用を最大100%まで促進
  • 気候変動への取り組みのパイオニアである両社のコラボレーションにより、ゼロ・カーボンのテンセル™ブランドの繊維とKARL MAYERグループの STOLL製の横編機を使って、二酸化炭素排出量をさらに低減することを促す

2023524日、レンチング 樹木由来の原料を使用した特殊繊維の世界的サプライヤーであるレンチング・グループ(本社:オーストリア、最高経営責任者:Stephan Sielaff、以下レンチング社)は、紡織機械の世界的なリーダーであるKARL MAYERグループとの戦略的な提携を通して、縦編みニットと横編みニットの機械の両方において、繊維生産に占める植物由来の生分解性素材と化石燃料不使用素材のより高い割合の採用がスムーズに実現するよう協力することを発表しました。

購入する製品が環境に及ぼす影響について消費者の意識が高まっているなか、業界をリードするブランドや小売業者の間でよりサステナブルで審美的な製品を提供することがトレンドとなっています。このパートナーシップを通じて、テンセル™リヨセル繊維とテンセル™リヨセルフィラメント縦編みニット機に採用することを可能とするとともに、フルファッションフラットニットプロセスにおいてゼロ・カーボンのテンセル™繊維をSTOLL機で使うことの環境への影響をさらに緩和することができます。レンチングとKARL MAYERグループの戦略的なパートナーシップは、両社がより持続可能な未来に向けて業界をリードするための重要なステップであり、サプライチェーンのカーボンフットプリント低減における付加価値のあるソリューションとイノベーションにより、テキスタイルチェーンのパートナー各社を支援する取り組みを強化していくことを明確に示すものです。

レンチングAGのグローバルテキスタイル事業担当で副社長のFlorian Heubrandnerは次の通り述べています。「業界の中心的存在として、レンチングは志を同じくするパートナー各社と協力して繊維製品の品質を高め、業界の継続的で持続可能な発展と成長を実現するソリューションを他社に先駆けて開発してきました。今回のKARL MAYERグループとのパートナーシップによって、テキスタイルバリューチェーンが刺激を受け、植物由来の生分解性素材が採択しやすくして、彼らの気候変動対策目標の達成に向けて積極的に対策を講じ、ブランドと、環境意識の高い製品を求める消費者のニーズを満たすことになります」

KARL MAYERグループCEOのArno Gärtnerは次の様に述べています。「KARL MAYERグループは、繊維機械をリードするメーカーとして、常に市場の動向を把握しています。当社のお客様にとって、生産性の他にも、持続可能性が重要な成功要因になっています。当社は、テキスタイルバリューチェーン全体で、パイオニア的存在の各社と協力して、環境への影響の低いソリューションを提供しています。この点で、特に重要なのが原糸です。当社の編機では、リサイクルされた化学繊維を高い効率でお使いいただけます。レンチングとの協力を通じて、加工できる素材を拡げ、石油を使わない糸のバリエーションを増やしたいと考えています。今回のパートナーシップは、持続可能性の向上だけでなく、新製品の開発の可能性も広がります」


縦編みニット機への化石燃料不使用素材の採用を拡張

持続可能な原材料を選択するバリューチェーンパートナーやブランドが増えているなか、既存の装置や機械が、従来の化石燃料由来の繊維や糸のほかにも、植物由来の繊維や糸にも適応できるようにする必要があります。レンチングとKARL MAYERグループのパートナーシップは、テンセル™リヨセル繊維とテンセル™リヨセルフィラメントなどの化石燃料不使用の素材をKARL MAYERの経編機で処理して最適化できるようにし、植物由来の生分解性素材を生産に追加する可能性と多様化を実証することを目指します。

また、このパートナーシップを通じてテンセル™リヨセル繊維とフィラメントの加工に関するレンチングの技術知識をバリューチェーンで活用することにより、加工糸メーカーと紡績メーカーが開発を継続し、これまでにない新しい繊維素材開発にそれらの糸を採択できるよう支援することもできます。

横編機機能のアップグレードにより持続可能なテキスタイルバリューチェーンを実現

今回のパートナーシップでは、生産プロセスの環境影響緩和という共通のビジョンを通じて、カーボンゼロのテンセル™ 繊維を採用してカーボンフットプリントを低減し、STOLL横編機の素材使用量を削減していきます。この紡織法はすでに、下着の生産に適していると評価されるゲージ20の編機を使った極細横編布地に応用されています。下着では、生地の裁断縫製がベストプラクティスとして確立しているため、フルファッションプロセスはこの分野に全く新しいものです。繊維生産工場に再生可能エネルギー源を採用し、サプライチェーンを効果的に管理することにより、レンチングとKARL MAYERグループは革新に持続可能性を組み込んで、化石燃料不使用の植物由来繊維を生産プロセスに採用し、製造業者が二酸化炭素排出量をごく低く抑えられるようにします。

レンチングとKARL MAYERグループは、ITMA 2023展示会にコンセプト製品、生地、インスピレーションを刺激するゼロ・カーボンコンセプトのアパレル衣料などをサンプル出展し、両社の連携を通じた編み地のイノベーションの可能性を紹介します(ホール2-E212および ホール4-B-119の各ブース)。展示会以降、レンチングとKARL MAYERグループは、各社の事業で持続可能性を高める方法に関して、テキスタイルバリューチェーンのパートナー各社からのお問い合わせを受け付けます。

本件に関する画像はこちらから:

https://mediadb.lenzing.com/pinaccess/showpin.do?pinCode=6mLlKiDzMAdv

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